士業(弁護士・司法書士・行政書士など)や個人事務所(建築・設計など)でWEB集客するために必要なSEOの視点

この記事のポイント

・SEO対策で最も重要な視点は『コンテンツの質を高めること』
・一般の人でも読みやすく理解しやすい記事を心がける
・間違ったSEO対策をうのみにしない

法律事務所(弁護士・司法書士・行政書士など)や建築事務所などの個人事務所や法人様からサイト運営のご相談をいただくことがとても増えました。

WEBからの集客はもう今は考えないわけにはいきませんからね。

ちなみに私のこのブログも開設して1年が経ちましたが、数万PVのアクセスも記録できるようになり、それほど真剣にブログからの集客はしてませんがご依頼件数は増えました。だからアクセスは集客に直結すると考えていいでしょうね。

さてここでは弁護士や司法書士、行政書士、社会保険労務士、税理士などのWEB集客についてお伝えします。

現在いくつかの事務所様のサイト・ブログ運営にご協力させていただいておりますが、「SEO」の知識をお持ちの方が増えました。

「キーワード選定してSEOに強いライティングしてもらえますか?」なんてご依頼がありますから、こちらも業務にやりがいを感じます。

それだけWEB集客のライバルがこれから増えてくるということです。SEO業者などに依頼するにしてもぜひSEOの知識は頭に入れておいてほしいと考えます。

実際、間違ったSEOの知識を持っておられることが多いのです。

とくにかく分かりやすいコンテンツ作りが『SEO』の基本

・サイトに訪れる人が読みたいと思う記事を提供する
・小学生に説明するような気持ちで記事を書く
・情報を詰め込みすぎず1つの疑問に1記事で答える

サイトに訪れる人が読みたいと思う記事を提供する

キーワード選定とか、記事の文字量とか、そんなことよりも「良質の記事」がSEOの絶対条件です。まずはこれをしっかりと頭に入れて記事を増やしていく必要があります。

というのもさまざまな士業のブログを見ていますが、案外ニーズを外している士業サイトが多いなというのが私の印象です。

特に士業の場合、法律用語など専門用語や法律の条文、判例などがとても多く出てきます。

確かに根拠として示さなくてはならないとは思いますが、一般の人からすればそこはそんなに重要なことではないんですね。

これがSEOとどう関係があるのかといいますと「離脱率」「滞在時間」に関係してきます。

グーグルがそのブログやサイトを評価する指標のひとつとして「離脱率」「滞在時間」を見ています。

離脱されるサイトやブログって面白くなかったり、自分の探しているものがなかったり、難しすぎたりということではないでしょうか。

実際に私たちも検索をしていて、見た瞬間に離脱するようなことってありますよね。

その自分の行動を分析してみると、やはりいろいろな理由が考えられると思います。

そう考えるとニーズに沿った記事がいかに大事か、理解できるのではないでしょうか。

小学生に説明するような気持ちで記事を書く

とにかく弁護士事務所をはじめ士業のみなさまが書かれている記事は難しい。これはリテラシーの問題としていっているのではなく、グーグルにおいても分かりやすい表現について言及していることなのです。

私は法律事務所や医療関係、建築事務所など専門的な記事を扱うことが多いですが、分かりやすい表現を心がけています。

だって読む人は専門家じゃありませんからね。

いきなり法律や医療の専門用語などを聞いても何のことか分かりません。

特に以前グーグルで行われたアップデートにおいて、医療関係者で青ざめた人が少なくありません。有名な大変動によってアクセスがなくなったというサイトも少なくありませんから。

情報を詰め込みすぎず1つの疑問に1記事で答える

基本的にはタイトルが問いになり、記事で答えていくと考えるといいでしょう。

要するにその記事を見る人はそのタイトルの答えを知りたいだけであって、別の内容は要求していないのです。

なんでもかんでも答えすぎると、文章ばかり長くなってしまい訳の分からない記事になってしまいます。

ただしどうしても補足が必要になるようなこともあるかと思いますので、その際には別の記事を用意しておき内部リンクを貼っておきます。

どんどん関連記事は内部リンクさせてやることで訪問した人をの離脱を防ぐことができ、滞在時間が長くなりますのでGoogleから評価されやすくなるのです。

それでいてスキルの高さをアピールする

分かりやすさを追求することは、内容自体をレベルの低いものにすることではなく、むしろ一般の人にも分かりやすく難しいことを説明する技術が必要であるように感じます。

わたしもWEBライティングをしていて、特に士業や医療、建築などの専門技術が必要なライティングについては、ライティング自体が低品質なものにならないように気を付けています。

というのも度重なるグーグルアップデートで一喜一憂することのないようにするには、高品質な記事を作り上げていくしかないのかと感じるのです。

先日このようにツイートしました。


わたしはあらゆる内容の記事を書きますが、やはりその道に長けているわけではありません。そのためその道に詳しくなるように記事にするためにあらゆるWEBサイトを読むようにしています。

ただWEBサイトだけでは必ずしも品質が担保できないこともあり、そのような場合においては専門書を読むなどしてスキルを高めることも重要であるように感じています。

間違ったSEOを信じてはいけない!

・『被リンク』は良質なものや自然についたもののみ有効
・キーワード比率や出現率にはこだわりすぎなくてもよい
・あくまでコンテンツの質を重視した記事にこだわる

「被リンク」は今でも有効なの?

被リンクの有効性については、今でもよくネット上で議論されていますが、この点についてGoogleははっきりと有効であるということを述べています。

ただし被リンクは効果がないという人の意見にも述べられている通り、 どんなサイトからの被リンクでも有効かというとそうではないのです。

例えば病院のサイトであれば、大学病院や学会、製薬会社、厚生労働省などからリンクを貼ってもらうとかなり有効だといえます。

被リンクの中ではこのような身元がしっかりしているサイトからのリンクは評価されることになります。

またこのサイトはとても有益な情報だと自然にブックマークされるようなことも有効だといえるでしょう。 

この自然にブックマークされるように被リンクについて評価が分かれるところですが、 あくまで自然に被リンクされたものが有効であって、 人工的に被リンクされたものは見抜かれる可能性が高いと考えておいた方がいいでしょう。

自然にリンクしてもらうためにはサイトに訪れる人のために有益な情報をどんどん提供していかねばならないということです。

キーワード比率・出現率は重要なの?

昔のSEO対策においては、記事の中にどれぐらいキーワードが含まれているという『キーワード比率』が重要と考えられていました。

ただし同じキーワードばかりたくさん含められているとかなり読みにくい記事になるかと思います。なので結果的にはキーワードを多くしてしまうと離脱率が高くなってしまうのです。

そのため現在のGoogle検索においてはキーワード比率や出現率にこだわるのではなく、あくまでコンテンツの質を高めていくことが重要だといえるのです。

もちろんだからといってそのキーワードを全く含めなくていいかというと、それも違います 。

例えばこの記事においてもSEO対策について述べていますが『SEO対策』というキーワードを使って説明することはまず間違いなく無理なことです。

そのため常識的にそのキーワードを使うことによって、Google検索はどのような内容の記事であるか確認することができますし、また共起語(関連キーワード)をたくさん使うことによって細かな情報も掴むことができるようになっているのです。

なのでキーワード比率にこだわるのではなく、あくまでコンテンツの質を重要視すべきだろうと考えられます。

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