先日の記事「ランチェスター戦略の効果的な使い方~会社に眠っている強みを掘り起こす」では、リアルな店舗や事務所においての戦略についてお話しました。
私はブログ集客を専門にしていますが、やはりブログだけではなくリアルな営業においてライバルと差別化ができていないことにはアクセスを劇的に増やしていくことは難しいと考えています。
リアルとブログが融合できたときに、抜群の集客効果を発揮するものがブログなどネット集客の強みであるといえます。
でもブログやサイトに力を入れていない人はこういうのです。
「サイトは持っていますよ」
ここでは一位になれる商品をブログでアピールする意味についてお伝えしていきます。
記事の内容
お客さんの購買行動はネットで既に決まっている!?
近年はユーチューブ動画など、ネットのメディアを目にする機会が増えましたので、WEB集客について考えている人も多くなりました。
それでも社長さんなどとお話しすると、
「ホームページは持ってます。」
とおっしゃる方がまだまだおられます。
ホームページを持っているのは確かなんだけど、まったく更新ができていないというものが少なくないのですね。
それでもネットメディアが増えたことによって、WEB集客について真剣に考える人が近年かなり増えたように思います。
今後、WEB集客に力を入れている人と入れていない人の差はどんどん広がっていくことになると断言できます。
商品を購入するかしないか、サービスを利用するかしないかについては、インターネットで情報を十分に得て、その段階で7割程度はどうするか決まっているからなのです。
つまりインターネットの情報だけで、すでに勝負がついているとも言えるからなのです。
とある整体院でのブログ集客方法
冒頭にお伝えしましたが、「ランチェスター戦略の効果的な使い方~会社に眠っている強みを掘り起こす」のなかでは、自分の会社の強みについて考えてみました。
強みが分かったのならば、今度はそれをどんどん押し出していかねばなりません。お客様が、そのお店やサービスの強みが分からないからです。
私のクライアントさんのなかで、とある整体院を運営されている方がおられるのですが、その方は「足底腱膜炎」に特化して治療をされている方がおられます。
足底腱膜炎とは、足の裏が痛む症状が出現するのですが、「クッションの効いた靴を履くようにしてください」というだけの整形外科の先生も少なくありません。
足の土踏まずの部分に炎症を起こしていますから、確かに靴のクッション性が高いと楽であるのは確かなのですが、痛みが続いていますから何とかしてほしいと思うのは当然でしょう。
多くの整体院や整骨院では、肩こりや腰痛、膝痛がメインになってしまって、足底腱膜炎に特化しているようなところは少ないのが現状です。
でもその整体院の先生は、自身の運営しているブログにどんどん足底腱膜炎の情報を提供し続け、いつしか足底腱膜炎の専門家としてブログから多くの集客ができるようになったのです。
とある歯科医院でのブログ集客方法
また別の歯科医院では、ライバルと差別化を図るために、いろいろな取り組みをされてきました。
例えば、歯科医院に通うことができない人に対して訪問歯科を行うようにしたり、通院できるように送迎車を用意するような取り組みです。
しかしライバルも多くがこれらの取り組みをしているので、差別化にはなりませんでした。
そこで取り組み始めたのが「VR」。
みなさんのVRってご存知でしょうか。「バーチャルリアリティ」の略で、ゴーグルを付けると3Dの立体映像を見ることができるとういうものです。
小さな子供は歯科に行くのを嫌がるでしょう。歯の治療は怖いし、辛いからですよね。でもVRゴーグルを付けて、立体映像のポケモンなどを見ると、今まであれだけ嫌だった歯科治療ができるようになるのですね。
専念しているのはポケモンなのですが(笑)。でもお母さんたちからはとても感謝されているようですよ。
VRゴーグルって数千円で購入できますし、VR画像もユーチューブなどでさまざまなものを見ることができます。映像を流しているのは、先生所有のアイフォンです。
動画は子供が喜ぶものだけではなく、大人やお年寄りが楽しめるようなものもいっぱいあります。それが楽しみで通院される方も増えたのです。
もちろんこれらの情報はブログでどんどん公表されています。
「この動画がオススメです!」
なんて、歯科医院なのにレンタルビデオ店さながらの情報発信となっているのです。
まとめ
差別化できる、一位になることができる、というサービスや商品があるのならば、どんどん情報発信していかねばなりません。
もちろん店舗や事務所においてもアピールしていくと、口コミでも広がっていくでしょう。でもそれだけでは、発信力が強いとはいえません。
そこで爆発的な集客効果を発揮してくれるのがブログなのです。
足底腱膜炎ならば、やはり痛みに悩んでいる人が相当おられますし、歯科治療であれば子供さんが嫌がって困っているというママもおられるでしょう。
でもネットで探して、それらの悩みを解決してくれるところがあるとしたら、行ってみたいと思うのが当然です。
これらの情報はただサイトを持っているというだけでは誰も見てくれません。それらの情報をいかに発信し、成約に繋げることができるかを考えておかねばならないのです。