ブログ集客するための1記事あたり文字数は?500文字でもOK?

いのきぶんいちです。

ブログの記事を執筆していると、「これくらいの文字数で良いのだろうか」と不安になることがあります。

「ブログの1記事あたりの文字数」についていろいろと調べてみると、
「文字数の多いものがいい」
「現在は文字数は関係ない」
と意見は完全に分かれています。

さて本当のところはどうなのでしょう。

私が考えている結論は「文字数は関係ない」ということです。その理由をこれからお伝えしたいと思います。

検索順位がアップデートにより大幅に変更された

ブログの文字数を考える際に忘れることができない「Google」の存在。検索して順位が決まるのはGoogleの意志によって決まるものだからです。

「じゃあ、ヤフーで検索すれば」とおっしゃるかもしれませんが、ヤフーの検索は数年前からGoogleの技術を活用されています。つまり日本の検索の大半がGoogleだといえますから、ブロガーやアフィリエイターが「Googleは神」というのもあながち間違いではありません。

Googleといえば、昨年から「健康アップデート」と呼ばれるアルゴリズムアップデートがたびたび行われています。2017年12月にかなり大きな変動があり、その後、2018年に入っても3月、8月などに大きなアップデートがありました。

医療・健康サイトを運営している人は、かなり大打撃を受けた人も少なくないでしょう。ブロガーやアフィリエイターだけではなく、病院・クリニック・整体・マッサージ、柔道整復、鍼灸院に関連したサイトが軒並み影響を受けました。

私のクライアントにおいても、特に健康系のアフィリエイターさん、整体院さんはかなりの影響を受けています。

Googleが考えるSEO

とはいえ、すべてのサイトの検索順位が下がったわけではありません。なかには大幅に上がったというサイトもあるのです。

今回のアップデートの影響を受けなかったり、検索順位が上がったというサイトの特徴を見てみると、次のような特徴がありました。

コンテンツ重視

サイトの中身が充実しているということです。文字数にこだわるのではなく、あくまで読み手を意識して最適なコンテンツとなっているということがいえます。

例えば医療分野でいいますと、肩こりに悩んでいる人が肩こりの原因を探してみて、あまりに専門的な内容であれば見た瞬間に離脱してしまうでしょう。

一般の人がみて分かりやすい内容で、十分な内容が記されているものがいいでしょう。
「分かりやすい内容」「適切な情報量」が満たされているのが大事であるといえます。

ただ私のクライアントさんのなかでの印象ではあるのですが、医師や介護サービス事業所、訪問看護事業所、柔道整復師、鍼灸師さんなど専門職さんが運営しているブログはそれほど影響うけているといえません。

アフィリエイトさんはかなりダウンしているようですね。特にアフィリエイターさんだけが運営しているサイトでは、どれだけ記事数や文字数を投入しているとしても検索順位は軒並みダウンしています。

また専門職であるとしても整体院さんは苦戦しているようですね。柔道整復師さんや鍼灸院さんとは明らかに差別化されていることが分かります。

無理に文字を多くしていない

ひと昔前であれば、サイトのなかに重要なキーワードがどれくらいの割合になっているか、ということが大事だといわれた時代があります。ほかのサイトよりも文字数が多い方が評価されるということも最近まで言われてきたことです。

しかし今は文字数自体はそれほど重要視されていない傾向にあります。

もちろん多すぎてはだめ、短すぎはだめと言い切れるものではありません。見る人にとって適切なボリュームが大事であって、一概に文字数で図られるものではありません。

例えばあまりに短すぎる記事だと、自分の求めている情報が少なく、すぐにサイトから離脱してしまうことになります。逆にあまりに文字数が多すぎて、自分の求めている情報がどこに記載されているか分からないものも離脱の原因となるでしょう。

短くても端的に求めている情報が盛り込まれていれば正解ですし、長い記事でもどこに求めている内容が記載されているか分かりやすかったらこれも正解だといえるでしょう。

信頼度があるかどうか

先ほどの健康アップデートと絡めていいますと、アフィリエイターがかなりのボリュームで情報提供していても下がっていますし、医師や訪問看護師さんが運営しているサイトやブログは専門知識を分かりやすく解説しているようなサイトはそれほど運営に支障が出ていません。

これは何かのキーワードなどで引っ掛かったというよりは、より信頼度の高い有効性のあるサイトが検索上位に押し出されたと考えるべきです。

例えば専門的な言葉をどんどん並べるのではなく、その言葉をかみ砕いて一般の人にも分かりやすく説明することが求められます。医師が私たちに分かりやすく病気のことについて解説してくださるサイトならば、いつまでも見ていたいと思いますよね。

逆に誰が執筆したのかも分からない、根拠も示されていないサイトであるならば、まったく信用されないサイトであるといえます。このようなサイトはどれだけボリュームがあるといえども、今のGoogleからは嫌われてしまうサイトです。

では適正な文字数はどれくらいなのか

現在のアップデートの状況を見ていると、文字数だけでサイトの優越を図っているとは考えにくく、サイトに訪れたユーザーにとって有益な内容なのかが大事になっていることが分かります。

例えばマッサージ師さんに肩こりについてお話を伺ったとして、下記の情報を500文字以内で分かりやすく伝えられるでしょうか。

「肩こりとはどのような症状か」
「肩こりの原因とは」
「肩こりに効く薬や湿布薬は?」
「肩こりに効くストレッチやツボは?」
「肩こりにマッサージは効果的なのか?」

これらの内容を盛り込んでいくと、肩こりで悩む人がマッサージを検討するためのニーズを満たせることができます。

しかしこれら5つの項目をブログ記事の見出しに活用すると5つ項目がありますから、500文字の記事にするのでしたら1項目100文字しかありません。

100文字がどれくらいかと言いますと、

肩こり(かたこり・肩凝り)とは症候名のひとつ。肩だけでなく、首も凝ることが多い。「肩が張る」とも言う。主に僧帽筋に起こる症状。厚生労働省による国民生活基礎調査(2015年度)における有訴者率で男の2位、女の1位を占める症状である(男の1位、女の2位は共に腰痛)。

(参考:ウィキペディア「肩こり」

このウィキペディアから抜粋した文字数で130文字あります。これだけで肩こりを理解するには、無理がありますよね。そう考えると、500文字までにすべてをまとめるということはかなり無理であると考えられます。

ある程度の文字数は必要になるかとは感じますよね。

ただ、お店のパンフレットなどを見ると、それほどの文字数がなくても端的に情報を伝えているものもあります。もしも500文字でも確実に情報が伝えられ、信頼を得られるとしたら問題ないのではないでしょうか。

文字数ではなく、本当に必要とされる記事を目指すことが大事

ほかのサイトを調べてみると「1000文字程度がいい」「2000文字程度は必要」「やはり検索上位のサイトよりは記事数が必要」などと述べられている記事は、間違いではありませんが、必ずしも正解であると言えません。

やはりコンテンツ重視ですし、文字数に縛られることなく、本当に大事な内容を盛り込むようにすることが大事です。

またすぐに離脱されるような、ユーザーのニーズを無視したような記事であれば、高い順位になることはありません。どのくらいの時間で離脱されるかについても重要な視点になりますから、やはり記事内容を磨いていくことが、とても大事なことなのでしょう。

考えてみれば、ブログの情報を読んだ人の視点で考えれば、その人の人生に影響を与えてしまうこともあります。例えば何の根拠もないのに「これは効果があります!」なんて言ってしまって、その人がその情報を鵜呑みにしてしまうと本当に必要な治療などを受ける機会が遅くなってしまうかもしれません。

あくまで顧客視点で記事を執筆していけば、必ず良い記事になってきます。文字数に縛られるのではなく、コンテンツ重視で記事を執筆していくべきなのです。

まとめ

わたしはこのブログ記事を執筆するうえにおいても、文字数はまったく気にすることなく執筆しております。ユーザーさまには「見て良かった」と思って頂けるような、サイトやブログにしていくことが大事なのです。

見やすいサイトやブログであれば、文字数はそれほど気にすることはないでしょう。

何度も言いますが、自分自身の視点ではなく、顧客からの目線であることが大事です。

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