いのきぶんいちです。
私はブログ集客においてもリアルの集客においても、基本的な考え方がいっしょだと考えています。
よく「ライバルとの差別化が大事」っていいますよね。
では差別化ってどのように考えるべきでしょうか。
ライバルがやっていないことに目を向けますか?
どのような視点で取り組めばいいのかお伝えしていきます。
記事の内容
差別化は顧客を中心に考える
ライバルとの差別化が大事、ライバルが目を付けていないところは何か、そんなことを常に考えている経営者様がおられます。
大事な視点ですよね。
ライバルや大企業と同じことをしていても、なかなか勝機はないかもしれませんから。
でも、これって視点を間違えていないでしょうか?
ライバルにばかり目を向けて、肝心な消費者に目を向けていないことはないですか。
何が売れているか調べたり、
何を売っていきたいか考えたり、
どうすれば売れるのか考えたり、
さまざまなデータを分析して、ビジネスに取り入れていくことはマーケティングの大事な要素のようにも思います。
しかし本当のマーケティングは
「顧客のニーズを知ること」
「事業を通じて顧客に満足してもらうこと」
なのです。
本当はどのようなものを購入したいと思っているのか、
どのようなものを買いたいと思っているのか、
必要とする価値は何なのか、
など、人々のなかに足を運んで耳を傾けることが大事です。
差別化は足もとに転がっています
リアルの集客でもブログの集客でも、何か新しいものを見出さないといけないと考える人がたくさんいます。
これも間違いであるとはいえません。
しかしまず足元を見つめることから始めてみることが大事だと考えます。
例えば、先日こちらの記事「ブログ集客に大事な「キーワード選定」を弱者の戦略から捉えてみた」でお伝えしたのですが、整体院の先生が自分自身の強みを出すためならば、「宇治市周辺なら○○整体院」よりも「宇治市周辺で肩こりなら○○整体院」というようなタイトルのほうが、より強みが出るというお話をしました。
ブログ集客を考える際には、このキーワード選定がとても大事ですから、「宇治市 整体」よりも「宇治市 肩こり 整体」のほうが1位を取りやすいキーワードなのです。
でもその先生が本当に肩こりに強い先生でないとしたら、まったく意味のないことです。
そう考えると、無理に何かに特化するという考え方ではなくて、
「とても気さくに話ができる先生」
「接客がよく、とても居心地のいい整体院」
「治療機器に頼らずに手技で満足させてくれる先生」
と、できることから始められることはいくらでもあるのです。
VR技術を取りいれられた歯科の先生
私のクライアントで歯科の先生がおられますが、その先生は
「子供もお年寄りも安心して治療が受けられる歯科」
を目指しておられ、歯科治療にVRを活用されています。
VRってご存知でしょうか、目にゴーグルのようなものを付けて、3D映像がみられるやつです。
子供は子どもが喜ぶ映像を、お年寄りにはお年寄りの喜ぶ映像を提供されています。
治療の間にVRに集中するために、歯科治療が怖くないんですね。あれほど嫌がっていたお子さんが、「ママ、また来たい!」っていうんです。もう先生も感動されていましたよ。
このVR技術って、別に歯科の先生が開発されたものでもないですし、特別高価なものでもないですからすぐにでも取り組むことができることです。映像はスマホから流しているんですから。
でもまだ取り組んでいる歯科はそれほど多くないと思います。
これぞお客さん目線で捉えた差別化だって思いませんか?
顧客が満足するブログを
ブログ集客においても同じで、顧客が満足するコンテンツを提供して初めてアクセスアップが考えられます。
もう一度、宇治市の整体院で考えてみましょう。
「宇治駅 整体院 肩こり」でいくつかのサイトがあったとしましょう。そのなかで一番最初にどこをクリックするでしょうか。
答えはいくつもあるかと思います。
「自宅まで送迎あり」かもしれませんし、「土日祝日も営業」かもしれませんね。
「夜9時まで営業」かもしれませんし、「出張可能」かもしれません。
どこにニーズがあるのか、そこは社会のなかに足を運んで見つけていかねばなりません。
できることから初めてみて、ブログタイトルやディスクリプション(検索タイトルの下に記載されているサイト内容)などに取り組み内容を簡単にでも入れておきましょう。
そのような地道な取り組みが評判を生みますし、知らずのうちにブログのアクセスも上がってきます。
まとめ
ブログ集客はリアル集客と基本的なラインは同じであると考えています。
ブログでどれだけ良いことを乗せていても、ブログ以上にリアルな内容がよくなければ本当の集客には繋がりません。
私はWEBライターとして活動するに当たって、ココナラでPRO認定を受けるために行ってきたことの3つのうち2つは、「敏速な返答」「丁寧なやり取り」でごくごく当たり前のことです。(参考:ライターで活動する私がココナラでNo.1を取るために取った戦略)
でもそれでも十分差別化になるんです。ほかの人が出来ていないからです。
自宅の近所に信頼している内科の先生がいます。しかしその内科の評判は、地域ではそれほど高くなく、その理由は
「受付の対応が悪いから」
「看護師さんがすぐに退職するから」
と、先生の技術や知識とはまったく関係ないものなのです。
だからそんなものなんです。特別なことをしなくても、接客から変えていくだけでもいい。それで差別化になるんですから。