ブログ集客に大事な「キーワード選定」を弱者の戦略から捉えてみた

ブログを始めようと考えているお店や事業所、診療所、事務所などたくさんあると思います。

「いまはブログじゃなくて、動画だよ!」

とおっしゃる方がおられます。もちろん動画もかなり有効なツールであることは間違いありません。

しかし考えてみてください。何か情報を検索するときに、動画を一番最初に見るでしょうか。

補足として動画がついているような場合であれば、とても分かりやすい情報になるかもしれませんが、やはり文章は必ず必要になるものであることがお分かりになるのではないでしょうか。

しかしいざブログを始めようとしても、何を記事にしていいのか分かりません。とりあえず、その日あったことを日記のように記事にしているものを見かけますが、これではだれも見てくれないですよね。

ブログは集客のための強力なツールになります。最初はなかなかアクセスは上がりませんが、コツコツと続けていくうちに1日数人だったのが、10人に、100人に、1000人になってきます。

それには、ブログ集客の基本がきちんと存在します。闇雲に記事をアップしてもダメなのです。

その基本の一つに
「キーワード選定」
があります。

記事の内容

キーワード選定とはなにか?

ブログ集客にとって大事なもののひとつに「キーワード選定」があります。

初めて聞く言葉の方に分かりやすくお伝えしましょう。インターネットにおいて何か情報を知りたいときには、どのように検索するでしょうか。

例えば近くに腕のいい整体の先生を探しているとします。とても肩こりがひどく、片頭痛まで起こしていて、仕事どころではなくなったからです。

そのような場合、スマホやパソコンで「整体」とキーワードを入れて検索するでしょうか?

私は普段からGooglechromeを使っていて、こちらで検索することになるのですが、位置情報などによって「整体」と検索してもある程度、京都の情報が出てきます。とはいえ、実際に検索してみると、京都の情報だけではなく、他府県の情報も同時に検索されてしまいます。

どこでもいいから、いい先生がいたら駆け付けたい!と考えているのならまだしも、ほとんどの人は地元の情報を検索することになります。

となると「整体 京都」などと検索するのかもしれませんが、より具体的にするには「整体 宇治市」「整体 宇治駅」などのキーワードになると思います。

ちなみに「整体」で検索すると4億件程度の情報があがってきました。
「整体 京都」で1000万件、「整体 宇治市」で37万件、「整体 宇治駅」で25万件と徐々に絞られてくるのが分かりますね。

さらに探したいのは、「肩こり」を治してくれる先生です。そのように考えている人であれば「整体 肩こり 宇治駅」などのキーワードで探すのではないでしょうか。検索してみると25万件程度ヒットし、1ページ目にはこれらのキーワードを含んでいる整体やマッサージ店が検索されました。

ここまで調べれば、いい情報が掴めそうです。

話は長くなりましたがキーワード選定とは、欲しい情報を得るために人々が検索するキーワードを用いてブログのタイトルや記事内容を決定することをいいます。

ブログのタイトルにはキーワードを含める

宇治駅周辺にある整体院が、肩こりでお悩みの方に対して情報を発信するのであれば、ブログのタイトルには必ずキーワードを含めるようにします。

少々細かい話をしますと、検索した時に現れるディスクリプション(タイトルの下に現れる説明文)にキーワードを含めておいても検索にはかかりやすくなるのですが、まず一般の方が目にするタイトルはとても重要だということです。

例えば、「整体をお探しなら〇〇整体院」というタイトルか、「肩こりでお悩みなら、宇治駅からすぐの〇〇整体院」というタイトルがあった場合、肩こりで悩んでいるのなら後者をまず見るでしょう。

キーワード選定ができたならば、次はタイトルにキーワードを盛り込むようにしていきましょう。

タイトルと記事内容は必ず一致させる

何か情報を得たいときにスマホやパソコンでインターネットで検索しますが、情報を開いてみるとぜんぜん自分が思っていた内容ではなくすぐに閉じてしまうことがあるでしょう。

タイトルを見たら、ドンピシャのはずだったのに、記事を見たら内容が違っていた。「タイトル詐欺」なんて呼ばれることもありますが、タイトルの内容はきちんと伝えてあげなければ、離脱する要因になってしまいます。

例えば「宇治市で肩こりでお悩みの方は〇〇整体院にお任せ!」と、このような記事があったとしましょう。

でも開いてみると、肩こりの記事は少しだけで、ほかの情報ばかり載っていたら、本当に肩こりが治せるのか不安になると思います。

「肩こりはお任せ」とまで言い切るのでしたら、なぜそこまで言い切れるのか理由をきちんと話さねばなりませんよね。

肩こりの施術に自信を持っているということでしたら、肩こりの原因をいくつか紹介し、そのような症状のときに効果的な方法などを伝えることができれば、「この先生は本物だな」と思えるかもしれません。

サイトを開いてみたら、肩こり対策の記事が多く掲載されている「肩こり専門家」であれば、「この先生に診てもらいたい」と考えるのではないでしょうか。

キーワード選定は弱者の戦略

私は常々、弱者の戦略が必要だと考えています。

大企業には勝てないとしても、地域でNo.1を目指したり、特定の範囲において1位を獲得することはとても重要です。

でも2位じゃだめなんです。2位では1位との差は歴然としているからです。どれだけ小さな範囲であっても、1位を目指すことが大事なのです。

この考えはブログ集客においても言えることで、「整体 肩こり 宇治市」で1位にならねばなりません。このキーワードで難しければ、もっと範囲を狭めてみてもいいでしょう。

1位にこだわってください。

もちろん普段の業務においても弱者の戦略は必要で、「宇治市のなかでは肩こり治療なら負けない」というくらいの戦略を持っていなければブログで1位になっても、またこれは意味のないことになってしまいます。

まとめ

ここでは「整体院」を例にして、キーワード選定の考え方についてお伝えしました。

ブログ集客でのキーワード選定と実際の業務におけるマーケティングは連動させると、かなり大きなパワーとなって相乗効果を発揮するようになります。

せっかくいい腕を持っているとしても、集客が出来なければ経営としては不完全です。

ぜひブログをうまく利用して、みなさんのNo.1戦略に活かしてみましょう。

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